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2006年12月16日 (土)

HDRのようなもの(3)

先週撮影したビーツ・ギャラリーの事務所内部の画像処理を始めている。とりあえずRAW現像しているが、jpegでOKな場合もある。

夜間、照明のある室内での撮影だが、その輝度差を収めるのに約8EV。ISO400、F11で30秒から1/15秒くらいまでの半段ステップで約15枚。左右のタイリングがはいるので、結局ワンカット30枚ほど。

そのなかから、右側画面のいちばん明るい1枚といちばん暗い1枚。デジカメで撮ると、これだけの輝度差があるのに、人間の目には、暗いところも明るいところも自然に認知されるから不思議。
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撮影はEOS5D、TS-E24mm。常にRAW+jpgLで撮っているのは、書き込み速度にとくにストレスを感じないからだ。現像は、Canon機の場合は標準で付属しているDPPを使用する。DPPは、解像感重視のテイストで、ときにギャザーやノイズが目立つが、注目すべきはその色抜けの良さである。ピクチャースタイル導入後は、その傾向はより明らかになったと思える。

RAW撮りしているので、被写体に応じて現像ポリシーを変えてみる。これもいちばん明るい1枚。左から、スタンダード、忠実設定、ナチュラルである。ホワイトバランスは蛍光灯、シャープネスはすべて4としている。スタンダードは赤色が盛大に色飽和している。この傾向は適正露出であってもあまりかわらない。
061216_2

さて、細部を見てみよう。並び順はおなじで、左からスタンダード、忠実設定、ナチュラル。問題の赤色とプラスチックの人形の質感に注目。スタンダードの酷く飽和した色が、実はここちよかったりする。黄色いBOXが、どれも塗り絵のような質感ながらなんとか諧調を残しているが、これがかえって気持ち悪い。ちょっと古いデジカメなら潔く白トビしてしまっている部分である。こういう部分は、わざとノイズをのせてテクスチュアを演出するといい。
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左上に貼られた女性のポートレート写真を拡大(300%)。並び順は同じ。シャープネスの違いが明確である。
061216_4

機材BOXとカメラバック。飽和しやすい色以外は、どれもあまり差異はないDPPらしい描写だ。
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061216_6

スタンダードの明るい画像、左右を並べてみる。このうち、残す部分は数パーセントとなるが、作業はこれから。
061216_7

ではまた、続きます。

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コメント

とても勉強になる記事ですね。。。
私も自分の写真で色々試してみます!
記事の続きを期待して待ってます。

超遅レスですみません。
コメントありがとう。
記事は、なかなか更新できません。いろんなこと考えすぎです。
おちついたらまたどんどん更新します。

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