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2007年8月 3日 (金)

ズマールの改造(2)

期待のズマール改は、1Ds2では無限遠が出ないというのでしばらく放置していたが、ふと、ある方法を思いついた。

コンパクトデジタルカメラなどのレンズ先に取り付けるワイコン(ワイドコンバ−ジョンレンズ)。その一部の製品は、装着すると、困ったことに後ピンになってしまう。後ピンだから、ヘリコイドをすこし繰り出してやらねばならない。つまりオーバーインフとなる。

オーバーインフということは、つまりレンズのバックフォ−カスが延びたことと同様となる。バックフォーカスが延びると、無限遠でも1Dsのミラーに当たらなくなるだろうし、ワイコン効果で収差がより顕著になっておもしろいだろう。

せっかくのズマールだから、かっこいいワイコンを作ってみよう。その材料は、ズマールと同時代のライツのFIKUS(ズームフード)。これも、ジャンク同然のものを買ってきて自分で修理したもの。
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ためしに、以前買った小型のワイコンをフード内部にはめてみたら、なんとかいけそうだった。しかし、この安物ワイコンは描写はダメダメなくせにバックフォーカスが狂うようなことはないので却下。

そこで使えそうなが、このデジホルガにつけていたワイコン。このワイコンはだいぶ前に買った物だが、とうにディスコンとなっており、メーカーさえわからない。レンズ構成は2群3枚で、描写はなかなか優秀であったが、その欠点はバックフォ−カスが狂うこと。つまり今回の目的にはぴったりだった。
070802_3

ズームフードの内筒の内径を測ると、39.5mm程度。そしてワイコンのレンズエレメントの外径を測ると、40mmちょうどだった。内筒の内径をわずかに広げたら、何とかなりそうだったので、旋盤のナカグリで広げてやった。
070802_4
分解したズームフード。
070802_5
左から、加工済みのフード内筒、ワイコンの後ろ玉、スペーサー、前玉。
スペーサーは自作したが、じつはこの厚みが重要な鍵となっていることに後から気付いた。

エレメントを挿入した内筒、後ろから。
070802_7

エレメントが脱落しないように、前玉の側面にセメダインを塗って固定してしまった。ほんとはリングをねじ込みたかったが、めんどうくさいので接着した。もう、分解できないかもしれない。
070802_8

レンズバレルとヘリコイドの間に、スペーサーをあつらえて、無限遠を調整し、とりあえず、D60に装着して試写。
070802_9

窓から外を撮ってみた。
Img_5319_2
絞り解放。

Img_5321_32
絞りF3.2

Img_5323_63_2
絞りF6.3。

Img_5325_125
絞りF12.5。

焦点距離は36〜38mmくらい。解放描写は期待通り(笑)周辺ダメダメだが、絞り込むとそれなりにまともな描写となる。絞りで表情を変えられるのが便利だ。もちろん、1Ds2でも無限遠はOK。何枚か試写して来たので、また後日アップします。

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