HDRI

2009年6月 5日 (金)

Rodagon 80mm Shift

ながらく更新できなくてすみませんでした。けれど工作と撮影はぼちぼちとやっています。

自作レンズの新作です。先の135mmに続いてローデンストックの引伸しレンズ、ロダゴンの80mmです。
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ライツの複写アタッチメントのヘリコイドをハッセルマウントに加工して、中にロダゴンを組み込んでいます。

組み込んだロダゴンは新旧の80mmです。
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本当は、ずっとアポ・ロダゴン80mmを探していたのですが、中古がみつかることはありませんでした。右の旧型は総金属で、レンズ構成は似ていますが、コーティングは現行のロダゴンにみられる濃いマルチコートにくらべてマゼンタ系の薄いコーティングです。現行品と思われるロダゴンは新品同様のものを入手できました。

さて、ロダゴンの実力はどんなものでしょうか。印象レベルの解説しかできませんが、ハッセルのプラナーとすこし比較してみましょう。
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これは、先日プラナーで撮影したHDR作品です。もちろん左右分割で4000万画素相当、段階露光したレイヤーのコンポジットですが、さらに二層のピント送りを入れたのでレイヤーは左右で30枚ほどにもなりました。

比較は、青枠で囲った部分の300%比較のみですが、3本の中心部付近の傾向は見てとれると思います。左からプラナー、旧ロダゴン、現行ロダゴン(と思われる)で、ともに絞り8、露光時間20秒のデータをCapture One現像しました。なぜか、現行ロダゴンだけ明るい露出傾向ですが原因不明です。撮影日が離れているのだけが原因ではないようです。
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プラナーはさすが解像力、コントラストともに優秀ですね。旧ロダゴンはともに劣りますが、古いレンズとは思えない実力です。現行ロダゴンは、予想通りのすばらしい実力です。引伸しレンズなのに撮影用レンズであるプラナーとくらべて遜色ない表現力です。解像力は見た目プラナーと同等か、見方によってはそれ以上かもしれません。

周辺についての印象は、広い良像面を有するプラナーにくらべて、周辺に向かって徐々に落ちるロダゴンは像面の平坦性が良好で扱いやすいです。プラナーは、私の個体だけかもしれませんが時としてピントが悪いことがあります。一度まともなプラナーを試してみたいですね。

一段明るいプラナーはその表現力の多彩さが魅力で、ロダゴンの魅力は端正さでしょうか。結局優劣は付けられません。ロダゴンにはアポ補正された上位が存在しているので、機会があれば試してみたいですね。

2009年3月 2日 (月)

こんどは150mmシフト&作例

コンポノンの150mmが格安で手に入ったのでシフトヘリコイドにくっつけてみました。
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これは4×5の引伸しレンズですが、写りの方はどうでしょうか。さっそく中山製鋼所に試写にでかけてきました。絞りはF11のHDR撮影です。
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カメラの背面液晶での確認では、どうもピントが良くない印象でしたが、RAW現像してみると伸ばしレンズらしい諧調に優れた画像が現れました。シャープネスも必要十分です。ただし、周辺はケラレがでており、長い焦点距離はこれくらいが限界のようです。

部分アップです。
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結構重いレンズで、シフト部に負担がかかっているようなので、また別のヘリコイドに組み込んでみようと思います。

2009年1月31日 (土)

Componon-S 100mm Shift 作例3

また、投稿をさぼっていますが、ちゃんと写真は撮っています。
そこでまたコンポノンの作例です。コンポノンは回転ヘリコイドのうえに普通絞りという、戦前のライカレンズみたいな作りのため、使いでの悪さに困っていましたが、改造を加えて直進ヘリコイドにしました。
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絞りレバーの右横に丸棒で作ったガイドがみえますが、これが内側のヘリコイドを貫いています。

作例は、絞り11で段階露光した約20枚のレイヤーで作りました。右端の橋脚部分はピントの送りカットを重ねています。
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部分アップをみてみましょう。
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解像感、色乗りは良好で、純正レンズに引けを取りません。ボケは二重線がでるのでダメですが、これが数千円で買った引伸しレンズだと考えると、高価なレンズを買うのはアホらしくなってきます。

2009年1月 2日 (金)

Componon-S 100mm Shift 作例2ほか

あけまして、おめでとうございます。
コンポノン作例、もう一枚です。
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撮影は順調ですが、寒くて外出がおっくうな夜はパソコン作業です。実は別の撮影ポイントに移りつつあるのですが、山間部なので寒さは半端ではありません。それとほとんど明かりのないところなので、足場の悪さとあいまって危険度はかなり高いです。

どういうところかというと、こういうところです。撮影レンズはコンポノンではなく、PC MICRO NIKKOR 85mm 1:2.8Dです。TS-Eとくらべるとふたまわり近く大きく重いのでロケには躊躇していましたが、使ってみました。
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やはりPCマイクロはいいレンズでしたね。こういう夜の逆光場面だと、あまり露光をかけてもハレッぽくなるばかりなのですが、抜けが良いのはさすがですね。当然、解像力も高いですが、ナノクリスタルコートの入った新型だと、もっと結果はよさそうです。これからはメインレンズになりそうです。

2008年12月25日 (木)

Componon-S 100mm Shift 作例

コンポノンシフトの作例。絞りf11。
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描写は、予想通りの線の細かい、好ましい描写でした。コーティングが薄いので心配でしたが、意外に色のりは良いようです。
しかし、やはり解放f5.6で夜景というのはちょっと辛い。わりと明るい状況に見えるこの写真でさえ、ライブビューによるピント合わせはできませんでした。もちろんファインダーも暗くて正確なピント合わせは私には不可能でした。もちろんf2.8であってもやりづらい状況ではありましたが、普通絞りの煩雑さも含めて、常用とするのはやや無理があるようです。

2008年12月18日 (木)

Componon-S 100mm Shift

こういうのも。
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とりあえず、仮組の様子です。

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ヘリコイドはペンタックス645用を旋盤でくりぬいて加工しました。ダブルヘリコイドは外側のシングルだけを使い、内側は固定してあります。コンポノンは0番シャッターと同じネジが切られており、フランジの製作には苦労しました。

100mmの場合、シフト軸とレンズの主点が近いのでティルトが使いやすそうです。週末の撮影には間に合いそうです。

追記。

できました。机の上の妙なレンズは何?というつっこみはナシです。
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小ぶりのフードをつけてみました。また、すこし旋盤加工すればTS-E90mm純正フードがつけられます。
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困ったことに、レンズが奥まりすぎてしまい、絞りリングがうまく回せなくなってしまいました。そこで、積層ABS板で絞りレバーをつくってリングにネジ止めしてあります。シングルヘリコイドなので、共回りしないよう、ヘリコイドには固い目のグリスを入れてあります。

絞りレバー。
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はやく試写してみたいです。風邪さえ治れば。

2008年12月16日 (火)

Rodagon 135mm ShiftⅡ作例

ロダゴンシフトの作例です。
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伸ばしレンズらしく諧調がよく出ていると思います。最初、思い通りのイメージが得られなかったので、何度も撮り直しました。やはりピントが浅いのでティルト(スイング)を使わないとシャープな印象が得られないようです。この場所は、ほんとは真っ暗なのでピント合わせは至難の技です。しかし、この日はバイクで現場に向かっていたので、ヘッドライトを向けてピント合わせをすることができました。

レイヤーをみてみましょう。
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輝度差のすくない状況だったので、HDRのために段階を切ったのは「背景」になっている暗いイメージだけで、奥の交差点付近の「飛び」を抑えるためです。「レイヤー1」はティルトなしの一枚ですが、「レイヤー2」は左に3°スイング、「レイヤー3」は右に3°スイングで橋脚にピントをおくっています。ほんとは天井と地面に対してティルトで対処したかったのですが、寒さに負けてしまいました。

来週は暖かいといいのですが。

2008年12月11日 (木)

Rodagon 135mm ShiftⅡ

ロダゴンシフトの改良型です。前作があまりに使いにくかったので再チャレンジしました。
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キヤノンTS-E90mmのレンズエレメントを引っこ抜いて、先端をLマウントにしてロダゴンを装着してあります。TS-Eは塗装を剥がすと渋い表面仕上げが現れました。まるでワンオフのカスタム品みたいです。

マウント部分は、引伸機か何かのフランジを旋盤加工してありますが、このパーツ以外はTS-Eのものを加工してそのまま使っています。
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簡単にばらせるので、いろんなレンズが試せそうです。
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本当は製作途中をお見せしたかったのですが、それこそ夢中で仕上げましたので写真に撮る暇はありませんでした。改造の難度としては、レンズの分解・組立のできる方なら、簡単だと思います。必要なのはレンズを壊す度胸ですが、運良くジャンク品が手に入ったので、オーバーホールしつつ改造しました。

135mmになると光路が長くなるので内面反射が気になります。対策を施しても、蛇腹と違って懐が狭いヘリコイドは限界があります。気になる作例ですが、週末に撮りにいってきます。

2008年12月 6日 (土)

撮影中

ひさしぶりの投稿です。引っ越し等いろいろあって、気力が失せていました。

さて、現在進行中の撮影は第二京阪道建設現場です。
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現場はわりとオープンですので、撮影はしやすいです。

撮影機材はタイリングのスライダーに改良を加えてほぼ完成されたものになりました。
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重いことをのぞけば、非常に使いやすいです。三脚はカーボンではぐらつくので、古いハスキーを調達してきました。

さて、今晩も撮影に行ってきます。


2007年12月15日 (土)

1DsMarkⅢ&PC-Distagon

新歌舞伎座前で試写し、RAWをDPPで現像、
F11、1秒のコマを抽出しました。
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約400%拡大。ネクタイの柄まで確認できるのには驚愕です。
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最近使わないTS-E45mmを売って、中古のPC-Distagon35mmF2.8(西ドイツ製)に交換しました。1980年頃開発されたYASHICA-CONTAX用のレンズなのに、これに勝る現行レンズはほとんど存在しないでしょう。シフトレンズなのでイメージサークルが広いが周辺まで流れもなく、Canonの広角レンズでは盛大に出る倍率色収差もほとんどありません。もちろん中心画質はため息がでるほど優秀です。35mmF2.8の地味なスペックなのに収差補正のためにコストを無視し、ズームレンズ並みに構成枚数が多いです。近距離補正機構も内蔵して30cmまで寄れる、ある意味万能レンズといえます。しかし、なぜかすこし歪曲があるのと10mmづつしかシフトしないのが惜しいですね。

ともあれ、フルサイズ2100万画素を生かせるレンズが手に入りました。

2007年11月25日 (日)

建築パース

名神茨木インター近くに建設中のマンションの工事用仮囲いに描いてある完成予想パースです。

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パースは建築設計図を基に、一点透視・二点透視・三点透視の線遠近法(パースペクティブ)を用いて描きますので、パースペクティブな予想図と言う意味です。その昔は、手描きの建築パースを勉強をしていたこともありましたが、CGパースの登場で、よほどの絵の才能がない限り生き残れない業種となってしまい、その道は断念してしまいました。しかし、今撮っている自分の写真をみてみると、そのとき学んだ構図や作画法が活きているように思います。まあ、どんな学習も自分が望んでそれを受けたものならば、いつかは何らかの役に立つというか、ある方向に収斂していくような気がしています。

夏頃は、下の雑草が高く茂ってあんまりよく見えなかったのですが、それが短く刈り取られてみるとパース画と違和感無くつながって見えてしまっています。これでは、ぺんぺん草が生えることを暗示してしまうので、建築パースとしてはいかがなものかと思うけれど、被写体としてはおもしろいです。このマンションが完成する頃には、このパースも撤去されてしまいますが、こんどはそのマンションをパースみたいに撮ってみたいと思います。

もちろん竣工写真屋さんの日取りと重ならないようにします。以前、あるビルを撮影していたら、プロとおぼしき人が現れましたが、私の立ち位置がその建築を撮るベストの位置だったうえに、こちらのほうがいい機材だったので、ずいぶん嫌な顔をされました。竣工時だったら、こちらが失礼したことになりますけれど、それは古いビルだったのです。また以前、山中にある廃墟撮影中にあらわれた廃墟系写真の某有名プロは、先に居た私たちの存在がそうとうお気に召さなかったみたいな立ち居振る舞いでした。何様のつもりなんでしょうね。

2007年11月15日 (木)

日本橋のアパート

このところ、いそがしくて更新できませんでした。また先月は、ひさしぶりに東京にいきましたが、その節にお世話になった方々、ありがとうございました。

撮影もなかなか行けませんが、近場でぼちぼちと撮ってます。また、解体を控えている大物物件もいくつかありますので、その撮影に気合いを入れていかなければならないようです。

そんななかで、一軒のアパートを紹介します。例によって、HDRI作成前の段階でお見せしましょう。

ここは、南海難波駅の高架の東側の住宅街にあります。ずっと前からこの前を何回も通っていましたが、とくに気に留めもしませんでした。
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ある日、びっくりしたのは、道路に面する側に出入り口がフェンスで塞がれていたことです。私はここが玄関だと思っていましたので、出口のないアパートかと思ってしまいました。

全景をみると、りっぱな玄関があるのがわかりますが、なんで道路側を塞いだのでしょう。
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こうしてみると、なかなか良い感じに古びたアパートです。

このアパートは、ほとんど人気がありません。この日は、二階の一部屋に灯りが点いていました。
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部屋からはプロ野球クライマックスシリーズのTV中継の音が漏れていましたが、阪神が大きく負け越すと、最終回を待つまでもなく消されてしまいました。

ナトリウムランプと水銀灯とネオンのミックス光に照らされた壁は、ふしぎな色をみせていました。

2007年9月30日 (日)

サヨナラ鶴橋温泉

日曜の夜、なんとなく気になって鶴橋に行ってきました。

以前紹介した鶴橋の古アパートを覗いていると、その並びある風呂屋がなんだか騒々しい。聞いてみると、その風呂屋は今日が最後の営業日だというではありませんか。これはたいへんです。早急、撮影にとりかかりました。

1Ds2にTS-E24mmを華奢な小型三脚に載せてのタイリング・HDR撮影です。露光8秒の駒を抜き出して並べてみました。
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あるべき自転車がなくなっていますが、どうしましょうかね。描き足すか、消すか、HDRI作成しながら考えます。

2007年9月24日 (月)

スッポン屋再撮

雨の中、再撮影してきました。
戸が空いていましたので、この家の主に挨拶してきました。とてもお元気そうでした。
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前回は、TS-E24mmでタイリングの17mm相当。
今回はTS-E45mmで32mm相当です。縦位置にすると通天閣が屋根越しにみえましたので、これでOKです。

2007年9月18日 (火)

新世界界隈

軍艦アパートの撮影の最中、実は大切な被写体であった建築物が失われていました。

阪堺線の今船駅近くにあったその建物は、映画のロケにも使用されたという大正時代の木造アパートで、空襲を免れた東天下茶屋地区にはいくつも残る戦前の建物の一つでした。

ずいぶん前に、幾度も撮らせてもらいましたが、軍艦アパートよりもずっと思い出深いものでした。そのときの一枚を当時Nikon LS-2000でスキャンしたデータがありましたので、リサイズしてそのままの色でアップしてみましょう。
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LEICA R8 Elmarit19mmf2.8、Fuji Probia100F。
もう、跡形もないのが残念でしかたないけれど、天下茶屋地区にもこれだけの物件はもう存在しません。

こちらは先日、大阪新世界で撮影した建物で、映画のロケーション関係でも有名な物件です。いまも商売されているのかはわかりませんが、空家ではないようです。
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例によってHDR加工中ですが、どうにもアングルが気に食わない。それはなぜか、それはレンズが短すぎるので、屋根越しに見えるはずの通天閣のイルミネーションが見えないから。

また撮り直してきます。なくならないうちに。

2007年7月19日 (木)

HDRのようなもの(4)

さて、ずっと画像処理が止まったままだった、ビーツ・ギャラリーの事務所内部。
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右半分は、あともう一歩のところです。左半分は、レイヤーを重ねただけですが、ソースが十数枚におよんだため、ファイルサイズは888MBあります。

では、左半分のほうの作業を、眠くなるまで、ちょっとやってみましょう。前回はレイヤーを直接切り貼りしましたが、今回は何度でもやり直しがきくように、レイヤーごとにマスクを貼っていきましょう。

まず、いちばん上になっている、いちばん明るいレイヤーを選択しておいて、ハイライトをおおざっぱに色域指定します。
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ハイライトが選択されたら、選択範囲をマスクします。
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このように、ハイライトの抜けたマスクができました。

これがマスクされたいちばん上のレイヤーです。このマスクを、消したり塗ったりしながら「適正範囲」を切り抜いていきます。
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マスクを消すのには消しゴムツールを使います。
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適当な大きさ、硬さ、不透明度を設定して、不必要な部分を消していきます。決まりはありませんが、慣れない場合は、不透明度を50%くらいにしてもいいでしょう。また実際は、下になっているレイヤーを表示させたり消したりしながら、不自然なグラデーションにならないよう、確認して作業します。コツは、絵を描くような感覚で、というしかありません。きわめて直感的な作業です。

もし、このように間違って消した場合は、
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ブラシツールを選んで、消えた部分を描くともとに戻ります。
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こうやって、一枚一枚抜いていくのですが、実際は完成したレイヤーからどんどん統合してしまいます。そうしないとファイルサイズが増えて、非力なマシンパワーでは扱い辛くなります。
また、上から一枚一枚完成させては、下のレイヤーに移るほうがいいですが、照明のまわりなど輝度差がおおきい部分は、そこだけ集中していっきに抜いてしまうほうが楽かもしれません。

上のレイヤーはまだ完成していませんが、次のレイヤーを選択して、マスクをかけてみましょう。
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このレイヤーから適正域が広くなるので、おおざっぱにハイライト指定するのではなく、スポイドツールで白トビ部分を指定して、許容量をコントロールしながら選びます。
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範囲が選択されたら、同じくマスクを貼っていきます。
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あとは、同じ要領でマスクをしながら作業をすすめます。

もう、眠くなってきました。このまま保存してしまいましょう。保存は、ビックドキュメント形式(psb)です。
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では、おやすみなさい。

2007年6月25日 (月)

一枚のRAWからのHDRI

天王寺茶臼山。
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EOS5D TS-E24mmf/3.5L 3秒 F8 ISO400 RAW WB白色電球 左右をタイリング撮影して合成。

上の写真は、一見HDRIだけれど、_MG_6303.CR2(左半分)と、_MG_6306.CR2(右半分)というRAWデータから、明るさを段階現像したデータをコンポジットして作成したもの。

これが、元データのRAWと一緒に出てきたjpgデータ。
6303j
WB白色電球 ピクチャースタイル・スタンダード、色の濃さ+1。
赤いベルベット調の壁は完全に色飽和しているし、シーツは白とびしてしまっている。ダメだこりゃ。

赤い壁の印象を思い出しながら試した結果、ピクチャースタイル・スタンダードのままで色の濃さ−4としたら、いい感じになった。現像時に明るさを−1、−0.5、0、+0.5とした4枚。
左側。
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右側。
6306s

しかし、ピクチャースタイル・スタンダードのままでは、どうやってもシーツの諧調がでないので、シーツだけをターゲットにピクチャースタイル・ナチュラルに変え、現像時に−1、−0.5、0とした3枚。
左側。
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右側。
6306n_1

これらをレイヤーに重ねてコンポジットしてやれば、冒頭のような写真になります。1枚のRAWでも十分にダイナミックレンジを持っているのがわかります。一発現像では、なかなかこうはいかないと思います。

2007年6月20日 (水)

現在の五階百貨店

ひさしぶりの更新です。

今回は、安くてよく写るタムロンレンズを使いました。Hasselマークは冗談です。
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SP AF28-75mm F/2.8 XRDi LD ASPHERICAL(IF)MACROという、長ったらしい名前のレンズです。通称、A09と呼ばれています。

五階百貨店。
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画角47mm、f11、3〜10秒、ISO400、AWB、DPPナチュラル、シャープ設定4。フォトショップCS2でレベル調整。web保存前にリサイズしてもう一度シャープかけてます。

レイヤー構造です。
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現在の五階百貨店は、三階建てのアパートの一階が店舗となっています。

壁に掲げられていた、このあたりの広告地図。
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あまりに見づらいので、おかしいなと思ってよくみると、古い地図に上書きされて、それが剥がれてきたのか、まるでレイヤーのようになっています。

2007年5月26日 (土)

EF16-35mm 1:2.8LⅡその5

大阪日本橋電気屋街の裏手、五階百貨店付近。

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画角27mm、f11、4〜60秒、ISO400、AWB、DPPナチュラル、シャープ設定4。

部分。
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レイヤー構造。
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日本橋電気屋街(でんでんタウン)メイン通りとオタ・ロード(ソフマップザウルスなどがある裏通りの通称)の間の商店街は、かつては闇市の風情をどどめていた。

学生の頃、道具類は日本橋の五階百貨店あたりが安いと教えられて、バイクの工具や輸入品を買いに通ったが、道具屋のほか中古品や企業の放出品、ジャンク品、古着、その他得体の知れない商品を扱う店が軒を並べ、素人は近寄れない雰囲気があった。

ちなみに五階百貨店は、明治時代に建てられた大阪初の5階建ビルだった。もちろん、現存せず、その名称を引き継いだ3階建ての建物が今も残る。

2007年5月15日 (火)

EF16-35mm 1:2.8LⅡその4

大阪日本橋電気屋街の裏手。

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画角23mm、f11、ISO400、AWB、DPPナチュラル、シャープ設定4。
後で大きくリサイズする場合、RAW現像時にシャープネスをかけてはいけないのだが、フォトショップのスマートシャープなどと比べて、
DPP現像時にシャープ設定したほうがノイズは少ないようだ。

部分。
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レイヤー構造。
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よく考えたら、廃業するニノミヤ無線本店の通用口側だったようだ。ニノミヤにはよく世話になったから、ちょっと悲しい。

こういう場所を撮っていると、通行人に「この人何撮ってんの?」と笑われるのにはムカついてしまう。
ところが、以前、路上に滴る誰かの鼻血を撮影していたときには誰にも何も言われなかった。

危ない奴と思われたようだ。

2007年5月10日 (木)

EF16-35mm 1:2.8LⅡその3

さきほど、レタッチできました。

鶴橋のアパート。画角16mm。5枚からHDRI加工。
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DPPにてナチュラル現像、シャープネス0、フォトショップでコンポジットしてレベル調整、スマートシャープ。

部分。
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レイヤー構造。
意に反して透かしを多用した。
透かしたレイヤーは、よくみるとシュールだ。
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30〜480秒、f11、ISO400、AWB

2007年5月 9日 (水)

EF16-35mm 1:2.8LⅡその2

鶴橋のアパートは、以前散策したときは数部屋が住んでいたように思ったが、
となりの人に聞くと、もう2年くらい空家だという。

戦前の建築と思われる。木造2階建てだが、
3階建といってもいいくらいの立派な塔屋が載っている。
内部を見てみたい。
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DPPのピクチャースタイルナチュラルで現像したが、シャープネスは0設定。

部分アップ。フォトショップでシャープをかけてある。
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このカットは、下のように4枚ブラケットからコンポジット。
このように輝度差がある場合、ひと絞りおきの4枚くらいではやりにくい。
そのために、透かしを多用しているが、質感が低下するので注意。

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60〜480秒、f11、ISO400、AWB

将来的にデジタルカメラの諧調深度が深まると、こんなことはしなくても同様な結果は得られるだろう。

2007年5月 2日 (水)

EF16-35mm 1:2.8LⅡ

先日、 1Ds無印を1DsMarkⅡに入れ替え、
新発売の超ワイド系ズームレンズを導入した。

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そのために、何本かのレンズやカメラが召されていったが仕方ない。
1680万画素に最新の高解像度ズームの組み合わせはどうか、
早速、鶴橋の古アパートを撮りにいった。

これは、狭ーい路地から側面を撮ったもの。
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16mm、F11、AWB、ISO400、RAW、ピクチャースタイルスタンダード、DPP現像、3枚ブラケットから簡易HDR加工。

建物の角。
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16mm、F11、AWB、ISO400、RAW、ピクチャースタイルナチュラル、DPP現像、3枚ブラケットから簡易HDR加工。

うーん、このレンズ、下手な単焦点レンズより高性能だ。
もちろん、シフトレンズでタイリング撮影した場合には及びませんが。
色目、諧調の出し易さともピクチャースタイルナチュラルがいい感じ。

また、路地裏縦位置シリーズを撮りたくなってきた。

2006年12月16日 (土)

HDRのようなもの(3)

先週撮影したビーツ・ギャラリーの事務所内部の画像処理を始めている。とりあえずRAW現像しているが、jpegでOKな場合もある。

夜間、照明のある室内での撮影だが、その輝度差を収めるのに約8EV。ISO400、F11で30秒から1/15秒くらいまでの半段ステップで約15枚。左右のタイリングがはいるので、結局ワンカット30枚ほど。

そのなかから、右側画面のいちばん明るい1枚といちばん暗い1枚。デジカメで撮ると、これだけの輝度差があるのに、人間の目には、暗いところも明るいところも自然に認知されるから不思議。
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撮影はEOS5D、TS-E24mm。常にRAW+jpgLで撮っているのは、書き込み速度にとくにストレスを感じないからだ。現像は、Canon機の場合は標準で付属しているDPPを使用する。DPPは、解像感重視のテイストで、ときにギャザーやノイズが目立つが、注目すべきはその色抜けの良さである。ピクチャースタイル導入後は、その傾向はより明らかになったと思える。

RAW撮りしているので、被写体に応じて現像ポリシーを変えてみる。これもいちばん明るい1枚。左から、スタンダード、忠実設定、ナチュラルである。ホワイトバランスは蛍光灯、シャープネスはすべて4としている。スタンダードは赤色が盛大に色飽和している。この傾向は適正露出であってもあまりかわらない。
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さて、細部を見てみよう。並び順はおなじで、左からスタンダード、忠実設定、ナチュラル。問題の赤色とプラスチックの人形の質感に注目。スタンダードの酷く飽和した色が、実はここちよかったりする。黄色いBOXが、どれも塗り絵のような質感ながらなんとか諧調を残しているが、これがかえって気持ち悪い。ちょっと古いデジカメなら潔く白トビしてしまっている部分である。こういう部分は、わざとノイズをのせてテクスチュアを演出するといい。
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左上に貼られた女性のポートレート写真を拡大(300%)。並び順は同じ。シャープネスの違いが明確である。
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機材BOXとカメラバック。飽和しやすい色以外は、どれもあまり差異はないDPPらしい描写だ。
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スタンダードの明るい画像、左右を並べてみる。このうち、残す部分は数パーセントとなるが、作業はこれから。
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ではまた、続きます。

2006年9月18日 (月)

プリントの手当

新宿展がおわってから一週間、戻って来たプリントは、玄関先に置かれたままになっている。

実は、大阪展に向けてやり直さなければならないプリントが結構ある。それは、他人様がみれば些細なことだが、自分にとってはケジメをつけなければならない重要な事柄だ。

まず、印刷方向とロール紙の巻き癖の関係で問題のあるプリントが5〜6枚。
これは、裏打ちすることで改善できるかもしれないので、まずそれを試す。

次に色かぶりのあるプリントのやり直し。
これは2点だけだが、会場に貼るまで気がつかなかった。人工光下での撮影の場合、一体どの色がニュートラルなのか不明なのだが、自分の中には感性にも基づく明確な基準がある。ここから逸脱していい色といけない色がある。マゼンタかぶりはまあ、許せるが、シアンかぶりは嫌いというようなものだ。要するに好き嫌い基準なのだが、これが直らないデータは捨ててしまうことが多い。

そしてトーンジャンプ等のみられたデータの改善。
HDR作成の過程で、それは相当に気を遣ったはずだが、それでも醜くトーンジャンプがおきているプリントがあった。それを改善し、同時に暗部ももう少し出してみる。下にはその例を貼った。

060918
改善前の画像。窓ガラスが白とび、ふすまのトーンジャンプがわかるだろうか。それと、そして押し入れ内部をもうすこし明るくしたい。

060918_2
このレイヤー群を当該部分にはりつけ、改善している。Lawデータから適当なもの選び、適当な方法で現像し、適当に整えている。なんならShadeで描いたってかまわない。

060918_1
完成。改善されたように見えないかもね。

2006年7月13日 (木)

HDRのようなもの(2)

できあがった素材を加工する。

各レイヤーに対して、任意の基準値以上のハイライトを消していく。これには色域指定を用いる。
まずは一番明るいレイヤーから。
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通常は、スポイトツールでハイライトを指定し、許容量をコントロールする。
しかし、この場合は、シャドウを選んで、諧調を反転させている。
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選択範囲を消去。
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シャドウ部が切り抜かれて残るが・・・。
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拡大すると、かすれたような半透明部分が中途半端に残っている。
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そのような部分を、消しゴムで消して、メリハリがつくように調整する。
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ここでは、消えすぎた部分をヒストリーブラシで復元している。
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調整前と調整後。
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上から2番目のレイヤーも同様に色域指定。
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選択範囲を消去。
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調整。
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上から3番目のレイヤーを色域指定、消去。
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調整。
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上から4番目のレイヤーを色域指定、消去。
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調整。
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これは背景となる一番暗いレイヤー。空と窓ガラスの反射のみをのぞかせることになる。
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完成。ただしこれで左半分。
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右半分をつなぎ合わせ、トータルコントラストと色調を調整して完成。
30_1

つづく。

HDRのようなもの(1)

HDR制作の基本的な方法の一例を示す。

ファイルブラウザーに表示した露出ブラケット画像。
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フォトショップで開く。これは、概ね1/2段ずらしの5枚。
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下から2番目に暗い画像を選び、レイヤーを複製。
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保存先に一番暗い画像を選択。
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同様にして3番目に暗い画像のレイヤーを複製、保存先は同じく一番暗い画像。
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また同様に4番目に暗い画像のレイヤーを複製。保存先は同じ。
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一番明るい画像も同様に。
7_1


これで素材が完成。明るいレイヤーが上、暗いレイヤーが下。
8_1

2006年7月11日 (火)

HDRI続き

さて、一度は使い物にならないと判断したHDRだが、その原因は、マテリアルの喪失感や、明暗差のある境界に発生する不自然な焼き込み効果などがあげられるが、一番の原因は、白飛び黒つぶれの無い、隅々までも光の廻り込んだ非日常的な光景を見せることにある。しかし、それは一番の魅力でもあった。

いままで、写真というダイナミックレンジの狭い表現を、むしろ自然に感じてしまう志向があった。そこで、人間の視覚に近いHDRの世界を垣間みて、これを不自然に感じてしまうのは仕方ないことだった。

HDRI(ハイ・ダイナミックレンジ・イメージ)を得るためのソフトは、Photoshop CS2以外にもPhotomatixなどいくつか存在するようだが、どれも発展途上である。また、将来的にはデジタルカメラがHDR機能を内蔵するだろう。

わたしはとりあえず、HDRのマスターファイルを作成せず、HDR素材として露出ブラケットしたjpegから適切な濃度範囲を切り出し、接合して「HDRのようなもの」を構築することを模索した。

ではまた、続きます。

2006年7月 9日 (日)

HDRI

このところ、プリント作りにいそしんでいるが、数ヶ月前までは、今回の作品撮りのコンセプトのひとつであるHDR(ハイ・ダイナミックレンジ)を応用した画像データ作りに悩んでいた。

HDRは、現実世界のダイナミックレンジを完全に再現しようとする試みで、32bitで保存される記録形式の総称である。

現実世界のダイナミックレンジ(明暗比)は広大で、一般的なカメラやモニターやプリンターの再現域では、到底およばない。とくに安手の液晶モニターなどは、8bit(1:255)の明暗比の再現さえおぼつかないのが現実である。デジタル画像を扱う人は、この狭いダイナミックレンジの中に自分が表現したい要素を詰め込むのに苦労している。

思えば、フォトショップがCS2にアップデートされた際、「HDRに統合」という、聞き慣れないコマンドが追加されていた。もともとCGや映画の分野での必要から開発されたHDRが、一般的な写真にも応用される時代となった。

わたしは、HDRを作成してみることにした。HDRは広大なダイナミックレンジを記録できるが、それを撮るカメラは12bit RAWでしかなく、現像してやっと16bitTIFFだ。そこで、HDR作成には複数枚の露出ブラケットが必要となる。

撮影しようとする光景のハイエストライト(最明部)からディープシャドウ(最暗部)まで、適正に再現されるよう、段階的にシャッタースピードを変えて撮り、素材としなければならない。

しかし、やたら時間のかかる自動処理の末、吐き出された32bit画像というのは、CG風の塗り絵みたいな酷い画像だった。しかし、考えてみればしかたない。もともとそれは、CG素材を作るためのツールなのだから。

32bit画像をプリントしたりwebで公開したりするためには、これに適切なパラメーターでトーンマッピングを施して、8bitに圧縮しなければならない。しかし、なぜ、せっかくのHDRを圧縮(切り出し)しなければならないのか?

それは、HDRというものは、それに対応したデバイスでない限り、真に視覚化できないもので、通常私たちがモニターできるHDRは、(HDR)のようなものでしかないというが事実だからだ。

ややコントラストを強めたトーンマッピングを施してみると、これはこれで、なかなかおもしろいものだった。しかし、そのHDR効果は画一的な印象を与えるもので、誰がやっても同じように感じた。

わたしは、こういうものは好まない。とはいえ、いま流行の逆ティルトの次のトレンドとして、このHDRが流行しそうな気配だ。

つづく。
060709